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  • MIwa Hamada

創作の心構え

更新日:1月15日

絵本を作る人になりたいのなら、おざなりなものを作ってはいけない。

丹精込めて、絵を描くこと。

これ以上ないくらい精魂込めて創ること。



鷲田清一氏 『大事なものは見えにくい』より以下抜粋。


「おざなりなデザインというのは、どこか人を軽くあしらったところがある。

『「こんなものでいい」と思いながら作られたものは、

 それを手にする人の存在を否定する』

人間は「あなたは大切な存在で、生きている価値がある」というメッセージをいつも探し求めている生き物。だから、「これは大事に使わなければならない」と思わせるもの、あるいは逆に、「手に取った瞬間に物を通じて自分が大事にされていることが感じられる」もの、それが良いデザインだという。(深澤直人さんの言葉)


街や家、学校などにおいても、同じことが言える。

そこが、使う人、住む人のことを大切に思ってきちんと整備されている場所なら風格があり、居心地がいい。

人間についても、同じ。


鷲田氏の言葉:『もうどうでもいいと、自分の体を傷つけたり、自暴自棄になったりするのは、自分のことを大切に思えないような状態の中にいるということだ。自分を大事に思う気持ち、これは昔から「自尊心」と呼ばれてきたが、それもまた他人に大事にされてきた、丁寧に扱われているという体験を折り重ねる中で、自分はそれほど大切な存在なのだと知らされるところからしか生まれてこない。』

続いて、鷲田氏は今の子供たちはプラスティックの玩具、ゲーム機、電子音、などおもちゃをたくさん与えられるが、それはこんな物でいいでしょという感覚で作られているのでは、と危ぶむ。


「自分のために何かをしてもらっている、自分が丁寧に、そして大事に扱われている、そういう体験こそが、いつか「自立」のための、栄養たっぷりの腐葉土になるのだと思う」






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